長すぎる待ち時間(第72話)

うつとの闘い

この時はまだカウンセラーのIさんに相談する前だったので、

うつ病と診断された方がこた美にとって

具体的な治療方法がみつかるかもしれないと考えていました。

しかし、適応障害であってもうつ病であっても、

行うことはこた美の症状に合わせた薬を出すことでした。

1つ目の病院では「なぜ薬だけなの?」と疑問に思っていましたが、

2つ目の病院では「やっぱり薬をもらう所なのか」と納得した覚えがあります。

いつ呼ばれるかわからない

2023年4月

2つ目の病院は平日の昼1時から診察が開始されます。

この病院はネットや電話予約ができず、朝9時から予約が始まり、

直接病院に行って受付をしなければなりませんでした。

初診で見てもらった時に呼ばれたのは結局2~3時間後の4時とかでした。

どれくらいで呼ばれるか順番もわからないので、精神的な負荷は大きかったように思います。

早く予約しても…

初診の経験から2回目に診てもらう際、ちょうど私が介護休業中だったので、

朝の10時半に病院へ行き、早めに予約した時は前から4番目くらいでした。

予約をしてから時間をつぶすのは大変だったのですが、

早く診てもらえるならと思い3時間以上ドライブやネットカフェで時間を潰していました。

1時に診察が始まりさすがにすぐ呼ばれるだろうと思って待っていましたが、

1時間待っても2時間待っても呼ばれない。

私も含め患者の方々がソワソワしていましたが、

受付の方含め誰も何も言うこともなく、仕事を続けています。

おそらく救急車の音が鳴っていたで、急患の方がいたのだと思います。

ただ、時間がかかる等の説明が受付の方や看護師の方からの説明はなく、

3時間くらい経って他の患者の引率の方が怒って、

ようやく慌てて説明しているような感じでした。

結局その日4番目で予約していた私たちが診てもらえたのは午後5時頃でした。

待ち時間が長いほど

1つ目の病院では予約をしてから約30分~1時間で呼ばれていましたが、

それでもこた美の精神状態はかなりしんどくなっていました。

2つ目の病院では基本的には2~3時間待ち、その間こた美の精神状態はどんどん疲弊し、

病院の日の前になるとゆううつな気持ちになっていました。

これでは病気を治しに行っているのか、悪化させに行っているのかわかりませんでした。

精神科医の方が良い悪い以前に、病院の体制として患者に配慮できる取り組みが

もう少しあるのではないかという思いがありました。

なのでこの病院も2023年5月、おそらく3回目くらいだったと思いますが、

病院を変えたいと言って変更しました。

この病院も精神病院だったのですが、精神疾患の患者に対するケアが

整っていない病院もあるのだと思い、病院選びの重要性を知ることができました。

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