こた美(妻)が入院中の看病と平行して行う必要が出てきたのが、
こた美の職場との関わりでした。
今回は初めて私が一人でこた美の務める学校へ行き、
校長や教頭と何を話したのかを伝えたいと思います。
私と学校との関係性について
9月29日(妻の入院から1週間経過)
教員が体調不良等で長期で休む場合、「病気休暇」略して病休を申請することができます。
この申請には病院の診断書が必要でした。
その為私はこた美の病院で入院期間の診断書を書いてもらい、学校に提出をしに行きました。
こた美が突発性難聴になって1週間たっても良くならないことがわかり、
学校へ向かう道中でずっと考えていたことがあります。
それは「学校との付き合い方をどうしていくか」でした。
学校側に対して感情的に「職場環境が悪すぎる!何が問題なのか問題点を洗い出せ!」
等々私の怒りをぶつけたい気持ちにはなりました。
しかし、まだ妻が職場に復帰する可能性があったこと、病休が長期になる可能性を考えた時に、
学校側との関係性を悪くするメリットがないと思い、学校側との対話をしっかりしようと思いました。
妻の状態が良くなっている傾向なら対話しようという気持ちになれますが、
この時全く良くなっていないですから、
病気を引き起こした最大の要因である学校に対する不信感や苛立ちは相当なものがありました。
学校側のスタンス
学校へ行き、校長と教頭と話していく中でやはり気になる点があります。
私から話したこと
- 妻の病状について
- 職場の人間関係について良かったのか
学校側から話されたこと
- 転勤の条件について
- 長期(1か月以上)で病休をとると先生を探す必要が出てくる。
- 妻の仕事量を減らしたこと
最初は私の妻の入院中での様子を話し、状況はあまり良くないことを伝えます。
そこまでは良いのですが、その後校長から説明された主な内容のリストが上記なのですが、私の望むこととして要は「職場環境の改善」です。
その為に話し合いたいことは、妻の精神的ストレスの原因は何なのか、
原因を解決するために学校側として何ができるのかを話し合いたかったわけです。
そんな中校長から言われたことが、今年1か月以上休むと転勤できない、
妻の授業をカバーできる先生がおらず新しい先生を見つけることが大変など。
「正直どうでもいい!!」と心の中で叫んでいました。
そして、一番妻が苦しんでいた職場の人間関係について校長と教頭に質問したところ、
校長「ベテランの先生もいるし周りに頼れる先生もたくさんいるから問題なかった」とのこと。
全くこた美のことを理解しようとしてくれませんでした。
絶対にこた美を復職させないことを誓う
小太郎(私)「あー…。この校長は学校を回すことしか頭にないな」と改めて思いました。
特にこた美が長期で休む場合、替わりの先生を見つけるのは校長の仕事で、
教員不足の現在は大変な仕事だと思います。
ただ、こた美の体の心配よりも今後の学校運営で頭がいっぱいになっている様子をみて私は、
小太郎「この職場に復帰したら、妻はまた病んでしまう」と思い、
もしこた美の耳が治った場合でもなんとかして職場に復帰させないようにしたいと思いました。
まとめ
校長や教頭と話したことはこのほかにもあるのですが…
私が一番知りたかったのはなぜこた美が病気になるまで働くことになったのか、
そしてこた美と同じような道を他の教員がたどらない為に何ができるのか。
これを話し合いたかったですね。
ちなみ余談ですが妻が入院した3か月後に、
妻の務める学校の別の先生が精神疾患で病休をとられたという連絡が妻の携帯に届いたそうです。
この話を聞いた時に私は「もっと学校の働き方改善について話をしておけばよかったかな」と胸を締め付けられる思いになりました。
教員の気持ちを聞くことは管理職として一番大事なことだと思うのですけどね。
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