学校への定期報告(第132話)

うつとの闘い

こた美のようにうつ病の治療がうまくいけば、

長い時間をかけて心身は回復に向かっていることはわかりました。

しかし、「回復してきてるから良かった」と一言で片づけるのは、

何か違和感を感じてしまいます。

こた美の家出もそうですが、

回復してきたからこそ起こる問題、

回復してきたからこそ考えてしまう将来への不安などなど。

どんどん新しい問題や不安な気持ちが出てくるので、

こた美の介護が楽になるという感覚は持ちませんでした。

病気休職中の報告

こた美の学校とはだいたい3か月に1回程度のペースで連絡を取っていました。

休職中は教育委員会にこた美の病気の状態を報告しなければならない為です。

2023年4月から校長が変わり、何度か連絡を取り合う中で、

とても話しやすい方だとわかったので大変ありがたかったです。

直近3か月のこた美の状態を話します。

私「占いの勉強ができるようになってきました。」

私「少し家事ができるようになってきましたが、

  梅雨の影響もあるのか気持ちが不安定気味です。」

などなどこた美ができるようになったことや

今不安定になっている要因を話したりしていました。

状況報告するのは問題ないのですが、

一番聞かれて困ることがありました。

それは

校長「通院しているお医者様は何と言われていますか?

です。

あくまで私たちが3つの病院を受診した段階の感想としては、

病院は日常生活のアドバイスをする所ではなく、

症状に合わせた薬を提供する所

という認識です。

そのため

私「こた美の症状から、○○という薬をもらっています。」

ということは言えるのですが、

今後については薬で様子を見ること以外、特に何も報告できませんでした。

私「校長先生でもうつ病の人を実際看病しているわけではないので、

  どうしても病院側が私たちに対してやってくれることの認識はずれてるな」

と思ってしまいました。

こればかりは仕方がないですね。

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