妻の入院が決まる(第9話)

診断結果 両突発性難聴

前回は学校へ引き継ぎに行ったこた美(妻)に対する

学校側の対応についてでした。

今までの流れを整理するとこんな感じです。

9月19日:夜に妻の耳が聞こえなくなる。

9月20日:(午前)近隣の耳鼻科で診察、(午後)妻の勤務先へ引継ぎへ行く

9月21日:専門の医療機関で診察

専門の医療機関で聴力のレベルを図った際の診断結果は下の画像の通りです。

縦軸が聴力のレベルで値が大きい程大きい音になります。

横軸が周波数で左にいく程低音、右へいく程数値が高くなり高音となります。

難聴と言われている人の聴力レベルが70dB以上と言われており、70dBでは掃除機の音が何とか聞こえるくらいだそうです。

妻の聴力のレベルを見ると低音が両耳ともに60~70dB程度で低音域の会話はほとんど聞こえていない状態でした。

診断結果「両突発性難聴

突発性難聴の特徴として、

  • 1度突発性難聴になると2度目の突発性難聴は起こることは少ない。
  • 突発性難聴は左右どちらか一方だけ悪くなる場合が多い。

という特徴があります。

妻は2年前にも突発性難聴で入院しており、このどちらの特徴にも当てはまらず、かなり珍しい突発性難聴の症状でした。

治療できるリミットは2週間以内

突発性難聴を治療するには早期治療が良く、2週間以内に治療を始めなければ治ることは少ない病気だそうです。

またこの病気に対する治療法が確立されているわけではないそうです。

しかし治療法の一つとして、高圧酸素療法というものがあります。

高圧酸素療法は一日に一回、酸素が注入されているカプセル式のベッドに寝て、

体内に酸素を取り込む治療法なのですが、入院が必須になります。

妻と私は治る可能性にかけて入院の選択をしました。

まとめ

妻が入院するまでの2日間、妻と声で会話をしようとすると聞こえない自分を自覚してしまうので、出来る限りラインを使って話しました。

どうしても口で話す際には、裏声を使って高音域で話すよう気を付けました。

裏声を使うとなんかミッキーマウスのような話し方になるので、

真剣な話をするときは使えなかったですね。

ここから入院生活がスタートします。

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