妻と歩むうつ病闘病(自宅療養編)⑰ 新年という区切りの恐ろしさ

クリスマスに届いた妻の妹からの電話でなかなか大変なことになりました。

ただ、クリスマスの体調不良とは比にならないくらい大変だったのが、

「新年」でした。

新年という区切り

2023年1月初旬

妻が退院してからずっと言っていたことが、「新年になったらまた頑張る。」でした。

それまではゆっくりすると決めていた為、妻は気持ち的にも余裕がありました。

そしてついに迎えた新年。

新しい資格の勉強しようかな…頭が働かない。

家事くらいなら…動かない。

服を着替えるくらいなら…できない。

妻は新年に向けてユーキャンのカラーセラピーの資格を申し込んで色々勉強していくつもりでした。

しかし実際やってみると、頭に全然内容が入らず、本を開く気にもならない。

そればかりか今まで出来ていた家事をするのも体が動かない。

そしてついには服を着替える、歯を磨く等の身の回りの活動をしようとするとパニックになってしまい泣きさけんでしまうことが増えました。

やろうとすればするほど…

妻は自分の変容にとても焦ってしまいました。

妻「12月までは家事もできてたのに!なんで!」

自分を認められないのか無理やりにでも家事をしようとするのですが、

体に重しが乗ったかのように動けず、何もできない自分を責めてまた泣いてしまいました。

「明日こそは…、その次の日こそは」と意気込んでも、

いざやろうとすればするほど体は動くことを拒否します。

元日からこの毎日を繰り返すうちに、妻の気力、体力がどんどん落ちていき、

12月には笑顔もあった日が嘘のように険しい表情しか見せなくなっていきました。

そしてついに妻からこの言葉が出てきてしまいます。

妻「もう消えたい。」

ここから妻を支える本当の戦いが始まりました。

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