介護休業の始まり(第63話)

うつとの闘い

転勤や就職等で環境が大きく変わる人が多い4月。

こた美も復職か転職して働けているイメージを持っていましたが、

酷使した体はそう簡単には健康体には戻らず、休職を継続することになりました。

私は新年度にソワソワしているこた美をどう支えていくかを考えていました。

やっと休みがもらえる

4月からの介護休業で私はとりあえず仕事の圧から解放されました。

こた美の介護と仕事の両立は精神的にも体力的にも相当きついものがあり、

慢性的な疲労感みたいなものがずっとありました。

介護休業はもちろんこた美の気持ちを楽にさせたい思いもありましたが、

私自身も体を休ませたいという気持ちがありました。

今まで朝6時半に出社する為に、5時には起きて家事や朝食の準備をしていましたが、

介護休業中は7時まで寝てても十分家事ができるので、幸せでした。

介護休業中の目標

私は介護休業を取る前に何をすればこた美が良くなるのだろうか考えていました。

  • 朝昼晩のしっかりした食事
  • お出かけなどの気分転換や運動
  • 朝日を浴びること

などなどうつ病などの精神疾患に聴くと言われているものを何でも試そうと思っていました。

今回の介護休業で完治しないまでも、今後の生活が良くなるような方向に

何とかもっていきたいと思っていました。

そのことを私の母に相談した所、

母「焦る気持ちはわかるけど、全部全部やろうとしなくて良いんじゃない?。」

母「二人が一緒にいて楽しいな、落ち着くな、と思える時間が増えることが一番大切よ。」

私はハッと気づかされました。

2月のこた美の状態を見て、

私は何とかこた美を良くしたいという思いで頭がいっぱいいっぱいになっていました。

そこでこの介護休業中の目標として

二人一緒に過ごす時間を最大限楽しいものにする

というものにしました。

二人で楽しい時間を過ごす方が無理やり治療をするよりも

結果的には良くなるのかなという思いです。

4月には楽しいイベントも用意したので、どうなるかな~。

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