介護休業の取得を目指す(第59話)

うつとの闘い

最近では働き方改革が言われ、男性の育休やサービス残業をやらない企業も増えてきたと思います。

しかし、地方の企業文化や社長、管理職、社員の中での今まで働いてきた価値観がそうすぐに変わるわけもありません。

労働組合もない一社員が法律ができたからと言って権利を主張しても冷遇される可能性が高く、私の務める会社も例外ではありません。

どうすれば介護休業を取得しつつ、会社と良好な関係を築けるのか頭をフル回転させて考えていました。

話を聞いてくれる上司に家庭の状況を相談する

皆さんは妻や身内の介護状況を上司や会社に言うことに対してどのように思いますか。

あまり良い気はしませんよね。

家庭の事情を話すのに勇気もいりますし、勝手に噂を流されるかもしれません。

出来るならば何も言わずに介護休業や育児休業をぱっと申請して取れるならば気持ち的にも楽なのですが…現状私の勤務する会社でそれをするのは難しいそう。

そこで私はこた美が2022年10月に退院した以降

家でのこた美の様子(眠れない、気持ちが落ちる等)を上司に相談し、

私も気持ち的にしんどくなっていることを伝えていました。

介護休業制度を勧められる

上司に相談を続けていると11月中旬ごろに上司から「この会社に介護休業制度あるから総務に話しに行こう」と言われました。

総務の方もすでに上司から家庭の状況をある程度聞いてくれていることもあり、

介護休業を取得することに対して、ほとんど抵抗感なく受け入れてくれました。

ただ、11月の時は調子が悪いながらも家事が少しできるくらい体は動いていたので、

私「まだ何とか出勤出来る状態なので、今後さらにこた美の調子が悪くなった場合に取得させてもらいたいと思います。」と、すぐに申請するのは断りました。

このやり取りのおかげで、私は介護休業を取得しやすい環境を11月の時点で得ることができていました。

頼りになる上司

私は運よく良い上司に巡り会って相談することができました。

その上司の特徴としては以下の2点です。

①介護に対して理解があり、話を聞いてくれる人

②社長に対して直接話が出来る人

①ができる上司はどれくらいいるでしょうか?

いつも余裕なくイライラしていて、部下に当たる上司に話すことはできませんよね。

また育児、介護をあまりやらずに仕事一筋できた人に共感してもらうこともかなり難しいように思います。

さらに難しいのは②の社長に直接話ができる上司です。

私が勤める会社は社長の決定がすべての為、介護休業の取得となれば結局最後は社長の了承を得なければなりません。

その中で社長と話ができる信頼関係を築けている上司でなければ相談しても何も変わらない、

最悪冷遇されてしまう可能性も出てきます。

幸い私の部署で一番役職の高い「本部長」がまさにこの両方に当てはまる人でした。

本部長が社長に話を通してくださり、社長も私が介護休業を取ることを快く了承してもらいました。

このことで介護休業が取得しやすい環境になるだけでなく、

こた美が体調を崩した際に有給休暇を取得することに対しても理解が得られやすい状況になり、気持ち的にも楽になりました。

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