人事異動(第62話)

うつとの闘い

こた美の職場の大きな変化

2023年3月下旬

介護休業を取得することで3月は少し体調が良くなった妻ですが、

介護休業取得と同じタイミングでやってくる大きな「区切り」。

それが新年度です。

4月へ向けてこた美が担任をしていたクラスもなくなり、一緒に仕事をしていた教員も転勤になったり、

大きな変化が訪れました。

こた美もどの人が転勤になったかは気になっていたようで、職場で仲の良い人に人事について聞いていました。

こた美は3月末から色々変わる職場の様子を聞いてソワソワ、モヤモヤしている様子でした。

こた美「4月からはさすがに働けると思ってた。」

このような事をボソっと言っていましたね。

校長の転勤

私が人事を聞いてとても助かったことは「校長」が転任したことでした。

正直信頼できない相手とのやり取りの中で、私自身関わり合うのが精神的にしんどい部分がありました。

校長からの最後の電話がありましたが、私はどうしても最後まで

「ありがとうございました」

という言葉が出てきませんでした。

何なら今までの思いを最後にぶつけてやろうかと思いましたが、気持ちをグッと抑えて、

ただただ、「そうですか」「わかりました」という言葉を並べて電話を切りました。

最後までこた美に対して謝ることをしなかった校長に対して思うことは、

生徒の為に死に物狂いで限界まで働いた(働かせた)こた美に対して、

「病んでしまったら後は自分や家庭の方で何とかして」

とこた美(教員)を使い捨てにしているような感覚を私は持ってしまい、とてもつらい気持ちになりました。

それから数日後4月に新しく赴任された校長から電話がありましたが、

とても話しやすい方だったので安心しました。

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