以前民間で受けていたカウンセリング代は1時間で約1万円でした。
病院などにある公共のカウンセリング代は1時間で3千円くらいなので、
金銭面を考えるなら病院にあるカウンセリングが良いですね。
ただ、相性があるのでどちらが良いとは言いづらい所です。
感情表現の難しさ
カウンセリングを受けて、
まずうつ病になった経緯を話したこた美。
学校で働いていた時の長時間労働や教員の人間関係、
病気で入院していた際の両親の対応についての
出来事を話しました。
一通り話終えるとカウンセラーの人から言われたのが、
カウンセラー「こた美さんは事実を話すことは良く出来ているのですが、
その時どう思ったか、どう感じたかの感情を話すのは苦手なようですね。」
確かに私がこた美から幼少期に義母から体罰を受けていた時も
叩かれた、家から閉め出されたなどは話してくれました。
しかしそれが「辛かった」「苦しかった」「嫌だった」「腹が立った」のかなどの
感情表現を自分から話すことはあまりありませんでした。
わかってもらえない
こた美のカウンセリングの方針として、
自分の考えや思っていることを
自分の言葉で話すトレーニングをするとのことでした。
あえてカウンセラーは題材を設定せず、
こた美が今話したいことを効いていくとのことでした。
こた美「何を話したいのかよくわからない。」
自分から話す作業はとてもしんどい作業でした。
戸惑いながらもこた美が話したことは、
こた美「私の感情表現が苦手なのは、何を言っても理解してもらえない
と思っているからだと思います。」
こた美「中学受験の時は母から勉強の成績が悪いと叩かれていて、
やめてと抵抗すればするほど叩かれるので、我慢するしかありませんでした。」
こた美「また働きすぎで体を壊した時は母に仕事を休みたい、辞めたいと相談しましたが、
絶対に仕事は辞めてはいけない、仕事は続けなさい。と言われました。」
幼少期から自分のしんどい気持ちを伝えても父も母も受け止めてもらえない。
この経験の積み重ねから回りの人にも自分の気持ちを言っても、
「どうせ分かってくれない」「どうせ伝わらない」と思うようになったとのこと。
感情表現が苦手の根底には、
しんどい自分の気持ちを受け止めてもらえない経験による、
辛さや諦めのような感情があり、
こた美自身がしんどくならないようにこれらの感情を抑え込んでいるようでした。
コメント